カテゴリ:売買コラム / 投稿日付:2022/04/30 00:00
不動産売却にご興味をお持ちの皆様、「媒介契約」という言葉を耳にしたことはありますか?
不動産の売買を行う際、契約成立に向けて様々な業務を不動産会社に仲介してもらうのが一般的です。その際、不動産会社と「媒介契約」を結ぶことになりますが、媒介契約には複数の種類があり、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も少なくありません。
この記事では、媒介契約の基本から、それぞれの種類の特徴、そして自分に合った契約形態の選び方まで、分かりやすく解説します。

■そもそも媒介契約とは?
そもそも媒介契約とは、不動産会社に不動産の売却を仲介してもらうために結ぶ契約のことです。
不動産を売却する方法はいくつかありますが、最も一般的で多くの方が利用しているのが、不動産会社に仲介を依頼する方法です。
仲介とは、不動産会社が売主と買主の間に立ち、不動産売買に関する様々なサポートを行うことです。不動産会社は、売主の代わりに物件の広告活動を行い、購入希望者を探したり、売買条件の交渉などを行います。
この仲介を依頼する不動産会社と結ぶ契約が、媒介契約です。

■媒介契約の種類
媒介契約には、以下の3つの種類があります。
専属専任媒介契約
- 1社の不動産会社にのみ仲介を依頼する契約
- 売主は、自分で買主を見つけることができない
- 不動産会社は、売却活動の状況を1週間に1回以上、書面で報告する義務がある
- 最も拘束力が強い契約形態
- 不動産会社は、積極的に売却活動を行うことが期待できる
専任媒介契約
- 1社の不動産会社にのみ仲介を依頼する契約
- 売主は、自分で買主を見つけた場合、不動産会社に仲介手数料を支払うことなく、直接取引できる
- 不動産会社は、売却活動の状況を2週間に1回以上、書面で報告する義務がある
- 専属専任媒介契約に次いで拘束力が強い契約形態
一般媒介契約
- 複数の不動産会社に同時に仲介を依頼できる契約
- 売主は、自分で買主を見つけた場合、不動産会社に仲介手数料を支払うことなく、直接取引できる
- 不動産会社に報告義務はない
- 最も拘束力が弱い契約形態
- 複数の不動産会社に依頼することで、より多くの購入希望者を見つけられる可能性がある
■どの媒介契約を選ぶべきか?
どの媒介契約を選ぶのが最適かは、売却する物件の状況や、売主様の希望によって異なります。
早く確実に売りたい場合: 専属専任媒介契約または専任媒介契約がおすすめです。不動産会社は、1社に絞って依頼されることで、より積極的に売却活動を行うことが期待できます。できるだけ高く売りたい場合: 一般媒介契約も選択肢の一つです。複数の不動産会社に依頼することで、より多くの購入希望者を見つけられる可能性があります。ただし、不動産会社間の競争が激しくなり、十分な売却活動が行われない場合もあります。
■信頼できる不動産会社を選ぶことが最も重要
どの媒介契約を選ぶにしても、最も重要なのは、信頼できる不動産会社を選ぶことです。
不動産会社を選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。
- 担当者の知識や経験は豊富か
- 売却活動の方針や計画を明確に説明してくれるか
- 連絡を密に取り、進捗状況を丁寧に報告してくれるか
- 誠実で信頼できる対応をしてくれるか
信頼できる不動産会社に依頼すれば、どの契約形態であっても、納得のいく不動産売却ができるはずです。
クラスコでは、お客様の状況やご希望を丁寧にヒアリングし、最適な売却プランをご提案いたします。不動産売却に関するご相談は、ぜひクラスコにお任せください。
▼さっそく来店する! | ▼まずは問い合わせる! |
ご来店予約 | お問合せ |