どうなる!? 今後の住宅ローン控除
カテゴリ:売買コラム
/ 投稿日付:2022/05/28 00:00
お世話になっております。
クラスコ売買営業課でございます。
今回は今話題の住宅ローン減税の今後について取り上げたいと思います。
「住宅ローン控除の控除率が下がる?」
「住宅ローン控除の期間が短くなる?」等、
色々とささやかれておりましたが、
現在は、「控除率が1%→0.7%に下がり、代わりに控除期間延長が検討されている」という報道が増えております。
では、そもそも今回の税制改正のきっかけは何だったのでしょうか。
それは【逆ザヤ】です。
逆ザヤとは住宅ローン借入による利息返済よりも住宅ローン控除による控除額が上回っている事を言います。
例を挙げて説明しましょう。
3000万円の物件購入者(借入は3000万円で金利は0.5%)
【住宅ローン控除額】(※1年目)
3000万円 × 1% = 30万円
【金利による利息】
3000万円 × 0.5% = 15万円
住宅ローン控除(+) > 金利による利息(ー)
⇒15万円得をしてしまっている⇒【逆ザヤ】
本来、住宅ローン控除とは住宅取得に係る取得者の金利負担を軽減するために行われている制度であるのに対し、
負担軽減を超えて、更には得をしてしまっている事が問題として取り上げられているわけです。
上記を解決し、且つ、現行の負担軽減措置を維持するために、
「控除率を1%→0.7%に下げ、代わりに控除期間を延長する」という事が検討されているのです。
いかがでしたでしょうか。
住宅購入される上でぜひとも利用したい「住宅ローン控除」。
今後の制度内容の確定に期待です。
弊社クラスコはお客様に寄り添ったご提案を日々心掛けております。
不動産購入・売却におけるご不明点等ございましたら、
まずは一度お気軽にご相談下さい。