仲介手数料の簡単な計算方法
カテゴリ:売買コラム
/ 投稿日付:2022/08/27 00:00
不動産売買時にかかる仲介手数料の簡単な計算・シミュレーションの方法
前回のコラムで不動産を売買(購入・売却)する際に仲介手数料がかかる事を説明していますが、今回は仲介手数料の簡単計算方法について説明いたします。
仲介手数料とは?
私たちがお客様よりいただく仲介手数料は、プロとして不動産取引の仲介を行ない、お客様に相応しい条件をまとめ、徹底した物件および権利関係の調査を通して安心・安全な取引を行なう際にいただく不動産会社の仲介サービスに対する報酬の対価となります。
逆に不動産会社を利用せず、個人間で不動産売買を行なうと仲介が存在しないため仲介手数料は発生しません。仲介手数料は不動産会社を通じて不動産売買を行なったときに発生する費用となります。
仲介手数料の金額は決まっている?
仲介手数料は、国土交通省が定める宅地建物取引業法第46条で定める不動産売買仲介業者が報酬として受け取れる上限の金額が定められております。
3つの計算方法
仲介手数料の計算方法は物件価格によって計算方法がことなります。
計算式は以下の通りになります。
①売買金額が400万円超の場合の仲介手数料
(売買金額×3%+6万円)×(1+消費税率)
②売買金額が200万円超400万円以下の場合の仲介手数料
(売買金額×4%+2万円)×(1+消費税率)
③売買金額が200万円以下の場合の仲介手数料
(売買金額×5%)×(1+消費税率)
例
(1000万円×3%+6万円)×1.10=396,000円(税込)
(300万円×4%+2万円)×1.10=198,000円(税込)
(100万円×5%)×1.10=55,000円(税込)
このように簡単に計算できます!!
仲介手数料の早見表
ここまで仲介手数料や計算方法について説明してきました。
金額ごとに計算するのは面倒くさいなと思いませんか?
400万円〜3,000万円を200万円ごとに計算している早見表を掲載しますのでぜひご確認ください。
なぜこの計算式になるのか?
なぜ3%+6万円?なぜ4%+2万円?
そう思われる方へご説明いたします!!
~前回のコラム~
仲介手数料の金額
① 200万円以下の金額
金額×5%
② 200万円を超え400万円以下の金額
金額×4%
③ 400万円を超える金額
金額×3%
仲介手数料の計算方法
例えば、物件価格が1000万円の場合の仲介手数料を計算してみます。
① 200万円以下の部分
200万円×5%=10万円
② 200万円を超え400万円までの部分
200万円×4%=8万円
③ 400万円を超える部分
600万円×3%=18万円
物件価格1000万円の仲介手数料は上記のようになります。
簡単計算方法 (3%+6万円) 本来の仲介手数料
0~200万円 3% (6万円) 0~200万円 5% (10万円)
200~400万円 3% (6万円) 200~400万円 4% (8万円)
400~1000万円 3% (18万円) 400~1000万円 3% (18万円)
簡単計算方法と実際の仲介手数料は
黄色の部分で4万円
青色の部分で2万円の差額が出るため、
この差額を調整するための+6万円なのです。
文章では伝わりにくい部分もあったかと思いますが
もっと詳しくという方はクラスコ売買の窓口までご来店ください‼‼